誘われた、だから一緒にギルドを作った。
 一緒の時期に、お互い転職した。俺はローグ、彼は騎士。
 俺がのんびり時間を過ごす傍ら、彼はロードナイトに転生した。その時は誠実で、人望もあり、力量もある彼に、サブマスターの助けなんて要らないと思いはしたが、彼に頼み込まれて、サブマスターになった。
 人が集まり始め、攻城戦に参加するようになる。最近力をつけはじめた、注目のギルドだと機関誌の端に載ると、全員ではしゃいだ。
 きっとこれからも、そうしてやっていくのだと、思っていた。


 次の攻城戦まで、夜は毎晩ゲフェンの酒場に入り浸った。
 酒場なんて場所は、冒険者には恰好の溜まり場で、物静かな魔術師ばかりの街にしては、それなりに繁盛していた。
 落とす砦は毎回ブリトニア。だからゲフェンにいつも屯している。もはや酒場のマスターとは顔見知りだ。カウンターに座って話をするのは、それなりに楽しい。
「ユギ、今日も会議かい?」
 寂しい頭の割には、たっぷりとヒゲを蓄えたマスターが、程よく酔ってきた俺にそう訊ねた。赤毛を掻いて応える。
「いや? 昨日その前と会議会議で、飲みに来れなかったし、今日はガンガンいくぜ?」
 そうして、半分ほどグラスにあった酒を、一気に煽る。
「じゃあちょうど良い。三日前から詩人を雇ったんだ。昨日その前と姿も見なかったろう? 聴いていくといい」
「詩人ねえ。俺、あんまり歌には興味ないんだけどな…」
「まあそう言わず」
 酒を継ぎ足すマスターに、仕方ねえな、なんて応えると、入口の戸についている鈴が鳴った。
 わあっと席の八割を埋める酔っ払いが、一様に歓声を挙げる。俺もつられて入ってきた人物を見る。
 それが件の詩人だった。
 長く青い髪を後ろで結った、随分と華奢なバードだった。俺の知っているバードは、対人をする奴等ばかりで、それなりに身体を鍛えているが、その詩人は明らかに痩せていた。
 足を進め、俺の前を通り過ぎる。透けるような肌というのを、初めて見たと思った。真っ白だった。
「ゴースト、今日は何を歌ってくれるんだ?」
 近くの騎士が、バードにそう問いかける。
「そうですね、あなたがお好きな歌があれば、それを」
 控えめな態度と綺麗な微笑みで、バードは丁寧に応える。騎士は一つ、歌をリクエストしたようだった。
 それを聞いて、こそりと店主に耳打ちした。
「ゴースト? 顔に似合わない名前だな」
「誰も本名を知らんのさ。時間になると、誰の誘いも受けず、幽霊みたいに姿を消しちまう。―――ま、うちはいかがわしい店じゃないからな、お持ち帰りされない方が、儂は安心だがね」
「ふーん…」
 確かに、男に抱かれても違和感のなさそうな顔だ。
 詩人は長い髪を揺らし、ハープを膝の上に乗せた。

 あいしています
 あなたが海の中に消えたとしても
 あいしています
 あなたを冷たい土に奪われたとしても
 この想いを消し去るまでは
 どうかこの唄を歌わせて
 あいしてます とまだ歌わせて

 かたん、と歌に聞き惚れて力を失った手が、グラスを置く。
 それは周りの冒険者らも同じで、ただその歌に聞き惚れている様だった。
 詩人を注視する。歌も、その折れそうな細くちいさい身体も、纏う雰囲気も―――なにもかもがただ、神秘的で、歌に興味すら持ったことのないその俺ですら、聴き入った。
 歌い終わった詩人が顔を上げる。目が合い、不意に胸が高鳴る。
 そうして次の瞬間、するりと詩人は立ち上がり、俺の前まで足を進めた。
「こんばんわ。…はじめてお会いする方ですね」
「…どうも」
 その笑顔に、そんな返答をしたのは、ある意味では警戒心だったのかも知れない。
 引き込まれてしまいそうで、戻れなくなりそうな。そんな錯覚を受ける。
「マスターから伺っていたんです。とても楽しいローグさんがいらっしゃるって」
「マスター…」
 じっと酒場の主を見ると、彼はがっしりとした肩をすくませた。
「詩人はお嫌いですか?」
 困ったような笑みで、その詩人は訊いた。慌てて俺は首を振り、言葉を少し探し。
「…いい歌だった。歌なんてロクに知らない俺でも、その―――良いと思った」
 言ってから、もっと気の利いた誉め言葉を探したが、ありふれた言葉しか出てこない。
 それでもバードは笑って、
「良かった。明日も、もしよろしければ―――また来てくださいね」
 そう言って先の位置に座ると、飛び交うリクエストから一つ選び、ハープを弾き始めた。
 今思えば、その出会いは―――、


「ローグさん、お名前は何と仰るんですか?」
 翌日も、翌々日も、夜になると酒場を訪れた俺に、バードはそう尋ねた。
「あ? ああ…、ユギだよ」
「ユギさん、次の曲が終わったら、外に来てくださいますか? 西にある橋まで」
 ひとつ頷くと、詩人は嬉しそうに、いつもの位置で歌を歌い始める。
 歌を聴き終えて酒場を出ると、後から詩人もやってきた。
 ゲフェンの西、大きな橋に立っていたのを振り返ると、小走りにやってきた詩人が立ち止まり、軽く息をきらせた。
「我が侭言って、すみません」
「いや、別にいいさ。何か用なのか、ゴースト?」
 耳にした呼び名を口にすると、詩人は苦笑し、
「それは皆さんがつけた通り名です。名前は詩歌と言うんです」
 しいか。なるほど、詩人らしい名前だ。
「用は…、あると言えばあるし、ないと言えばありません。…ただ、あなたともう少しお話がしたくて」
「あんなに大勢の客があんたの虜なのに、なんで俺に?」
「ユギさんは、いつもじっと、僕の歌を聴いてくださってますよね。僕を見る目がとても真剣で、それが気になって」
「そんなにじっと見てるかな」
「ええ」
 手頃なベンチに詩歌を誘うと、詩人は浅く座った。
 少し赤くなった顔を逸らし、俺は軽く息をついて、
「思い出してたんだ。前に、ダンサーの子と付き合っててさ。あんたみたいな、青の綺麗な髪で―――」
 友人とギルドを作った時も、ついてきてくれた彼女。
 ギルドには雷鳥が少なくて、大してVITもないのに、ロキを覚えて防衛ラインの先に立った。
 そうして、ラインを突破されたとき、彼女は―――。
 嫌に記憶を振り切るように、被りを振る。黙って見ていた詩歌が、歌うように言う。
「あなたの思い出の人と、僕を重ねて見ているとしても…、自分が歌う唄を聴いてくださるのは、とても嬉しいことです。聴く人がいなければ、ただの音ですから」

 見てくれる人がいなければ、ただの独り遊びだから―――。

 ああ、また記憶の中の彼女と重なって、ぶれる。
「だから、…これからも」
 細い詩歌の指が、俺の手に触れて、
「僕の唄を、聴いてもらえますか…?」
 人が恋に落ちる瞬間というのは、どうしてこうも早いのだろう。
 いや、恋にならとっくに落ちていた。あの初対面のときに。
 彼が尋ねた瞬間、詩人の手首を掴み、引き寄せ、腰を抱いて、青い髪に指を通し。
 彼の唇に、俺は自分のそれを重ねてしまうくらいに。惚れていた。


 ひとつひとつ、消えない傷を刻むように、毎晩酒場に行った後、詩歌と会った。
 キスをしても、その詩人は少し遠く。腕の中に居るはずなのに、時折どこにも居ないようで。
 身体を重ねれば、まだ存在を確認できたものの、それは本当に僅かな時間だった。
 特に―――そう、酒場で歌っている時の彼は、常に危うく、目を離した隙に、霧のように消えてしまいそうで。
 日ごとに増す独占欲を抑える術を、俺は知らなかった。
 またその日も、真っ暗な夜闇の中で、やってきた詩歌をきつく抱きしめると、開口一番に俺は言った。
「…好きだ、愛してる」
「僕もですよ、ユギさん」
 愛を口にしたのは、初めてではなかった。
 しかし今のように、詩歌は同意をするが、それだけでは満足できない位に、俺はそのバードに溺れていた。
「なあ、そろそろ―――、一緒に暮らさないか」
「どうして?」
 子供の我が侭を、困り顔で聞く母親のような、そんな表面をして、詩歌が聞き返す。
「心配なんだ」
 抱きしめる腕を少し緩め、詩歌の顔をじっと見る。
「―――不安なんだ。お前、今にも消えてしまいそうで…」
「そう見えますか?」
「お前、自分から、好きだとか言わないからっ…」
 詩歌の困ったような笑みが、真剣な面持ちに変わる。躊躇うような吐息と瞬きを一つ。
「…ユギさん、毎晩酒場にいらっしゃいますよね。でも、日曜の夜だけいらっしゃらないのは、何故です?」
「そりゃ、Gvに出るから…」
「ええ、そうですよね…」
「…なんだよ」
 悲しそうにすら見える、詩歌の顔を睨み、尋ねた。責められているような気持ちだった。
「僕は、攻城戦が―――嫌いなんです。人同士で争うなんて」
 はっきりと、嫌いという言葉を用いたことに、俺は少し…、いや、かなり驚いていた。
 詩歌はいつも、そんな否定的な表現は、遠回し丁寧に告げていた。まさか彼から、嫌い、なんて言葉が出るとは、思いも寄らなかったのだ。
「ユギさん…、僕にも昔、ダンサーの相方が居たんです。二人だけで、その日の暮らしが出来れば、僕は満足だった、それなのに」
 ぎゅっとハープを抱き、思い出したのか肩を小さくさせて、
「攻城戦をするギルドに入って、彼女は変わった。僕を捨て、それまでの日々を捨てて、殺しあいをして、最後はバラバラに切り刻まれて死んだんです」
 口調は穏やかだったが、激昂と苦悩が滲み出ている詩歌は、普段の印象からどんどん遠ざかっていく。
 そしてそう、俺自身も詩歌の言う事は、痛いほどよく分かっていることだった。
「待て、待てよ詩歌。俺が、お前をいつか捨てるって、そう言いたいのか」
「そうです。あんな思い…もう二度としたくない。考えただけで、考えただけで、…気が狂いそうになる!」
 とうとう叫び出した詩歌に、びくりと身体を震わせた。痙攣と言っても良いかも知れない。
 さすが詩人の声量だ。―――いや、それだけではない。モンスターとも、人とも、死ぬ気で戦ったことがある人間を、警戒させる、何かがあった。
 相手はただの詩人だ。細くて白くて、楽器を弾いて歌うしかできないバード。戦うことが果たして出来るのかどうか。そんな相手だというのに。
 俺はすこし、怯えた、事実。
 詩歌が自身を落ち着かせるように、息を少し吐く。
「それに、耐えられないのは…、止めれなかった僕自身なんです。捨てられたことと同じくらい、愛したひとがこの世から永遠に奪われたことのほうが、ずっと…」
「わかった、わかったから―――」
 それ以上は聞いていられなかった。
 彼の深い痛みや、悲しみや、憎しみや、それに近い何かに引きずられてしまいそうで、
 少しの勇気と固い決意を口にした。
「俺、ギルドを抜ける―――。だから、そうしたら、…な?」


「それで?」
 やれやれと、困ったようにため息をついて、そのロードナイトは俺に尋ねた。
「…から」
 自分の声は掠れていた。何時間かは判らないが、叫び通しだった。
 そこは今週も確保したゲフェンの砦で、しっかりと鎖に繋がれ、天井から吊るされた俺は満身創痍だった。それでも、意思は固かった。
「俺は、ここ、抜け、る」
「あぁそう…。本当に抜ける気なんだね、ユギ」
 ふわふわの金髪をしたロードナイトは、もううんざりといった様子で言葉を吐いた。
 部屋には二人の他に、同じギルドのハイプリーストやクルセイダーなど、見慣れたメンバーが数人。しかしそのどれもが、恐縮しきった…、いや、どこか怯えたように事の展開を見守っていた。俺の隣で、チェインを握っているブラックスミスすらも同様だ。
「まあいいよ、もう。俺よりその詩人を取るっていうなら、そうするといいよ。けどね、簡単には抜けさせない」
 ちらり、とロードナイトはブラックスミスを見遣る。可愛そうに、それだけで鍛治屋はびくりと震え上がった。
「マ、マスター、もう、もうだめです、無理です!」
「なにが」
 涙声にすらなっているブラックスミスの問いに、ロードナイト―――このギルドと砦の主が応える。
「ユギさんは、マスターの昔馴染みなんでしょう! こんな、こんな酷い…」
「酷い? 当然だろう。今更抜けるなんて、ねえ」
 ああ、いつからお前はそんな風になったんだ。
 頭の中で、詩歌の言ったことを反芻する。―――攻城戦をするギルドに入って、彼女は変わった。
 最初はあんなに、人の良い奴だったというのに。攻城戦の経験を積み、ギルドの名が売れ、コンスタントに砦を取れるようになったその時には、このロードナイトは、マスターは、昔馴染みの友は―――、酷い男になっていた。
「それより、彼を連れてきてくれよ」
 マスターのその一言に、俯いていた俺は頭を上げた。ブラックスミスは慌てて部屋を出ると、すぐに一人のアルケミストを連れてきた。俺と仲の良かった奴だ。
 青いポニーテールの、若い錬金術師。目に見えて怯えてはいないものの、苦汁に満ちた表情。
「ユギがこのギルド抜けたいって言うのと、ほぼ同時にね、このケミ君も抜けたいって言い出してさあ。いいこと思いついたんだ」
 そこまで言い、にこりと笑い、マスターはアルケミストに告げた。
「ケミならさ、人の体にも少しは詳しいだろう? ユギの利き腕、使えなくしろよ。ただ切断するんじゃつまらない。そうだな、神経痛めつけて、筋切っちゃって。もちろん―――」
 ふっと真顔になったマスターは、一言。
「麻酔はするなよ」
「…マスター、あんたは…」
 アルケミストは苦虫を噛み砕いたような表情で、そう言いかけて止めた。そして俺を見遣る。
 俺はいいんだ。これで詩歌の望むようになるのだから。ただ、このアルケミストが可哀想だった。やられるほうの苦痛も酷いものだが、やるほうの苦悩も酷い。ひと思いに腕を切り落とすよりも、ずっと辛いのは目に見えている。
 ましてこのアルケミストは、人のいい奴だから余計だ。そのアルケミストが、じっと俺を見上げた。
「ユギ…」
 ギルドの中で、彼と仲が良かったことに、マスターも気付いていたのだろう。なければ、もっと別なことを考えついていたに違いない。
「いいんだ、やれ、アビス」
 錬金術師の名を呼ぶ。錬金術師はきつく目を瞑り、そして少し何かを考えた様子だったが、
 覚悟を決めたように頷いた。


 ひどく痛む全身、特に右腕を抱え、砦からゲフェンに帰ってきたのは、何日後のことだったろう。
 ごめん、ごめんな詩歌。遅くなった。今行くから。
 夕暮れになる頃、やっとの思いであの西の橋に差し掛かると、そこに人だかりができていたのに気付いた。
 何だろうか。ただ声を張り上げる気力もなく、ずるずると体を引きずる。
 人だかりの中、知った顔を見つける。酒場のマスターだ。彼も俺に気付き、ひどく驚いた様子で駆け寄った。
「ユギ、一体―――」
 既に体は限界を超えていた。寄りかかる、というよりは倒れ込むように、傷だらけの体を預ける。酒場のマスターは近くのプリーストを呼び止た。そのプリーストのヒールを受けると、少しは楽になったような気がした。
「マスター…、詩歌―――あのバードは…」
「それなんだ、ユギ。大変なんだ」
 ずんぐりとした体に似合わず、珍しく慌てた様子で店主は、何度か言葉を詰まらせる。
「なんだよ、言えよ」
「あのバード…、そこから、……飛び降りたんだ」
「…んだっ、て?」
 ふらりと体を無理に動かし、橋の下を見遣る。慌てて俺の体を店主が支えた。
 何人かの人間が、川の中を下流の方まで右往左往していた。川の勢いは強く、捜索する人々は、身体にロープを括りつけるほど。しかしその誰もが、諦めた顔だった。こんな川の流れでは、すぐに流されていってしまう。
「死体が、見つかってないんだが―――、この流れじゃあ…」
「う、そだ。マスター、あれから何日経った、最後に店に行った日から!」
 利き腕が使い物にならないので、左手でマスターの襟首を掴む。
 三日、とマスターが搾り出した声を聞き、唖然とした。
 詩歌は、待っていられなかったのだ。
 そこまであの詩人は弱っていたのか。
「……、っ、そ」
 左腕がきつく橋を支える柱を掴む。下にある川の中から、あの詩人の姿を探したが、見つからず。
 やがて滲んで、ぼやけて、自分は泣いているのだということに、俺はようやく気付いた。


「で、例のギルドは解散だってさ。あの酷いマスターだからね、もうとっくに、ついていけなくなってたんだろうね、メンバーたちは」
 そのクラウンは、ベッドに腰掛け、壁に凭れてそう言った。目の前に一人のバード。青い髪の、詩歌と呼ばれたことのあるバードである。
「サブマスターがあんな仕打ちを受けて、それが決定的になって―――解散ってわけだ」
「…そうですか」
 バードはひとつ頷いた。どこか憂いを帯びた様子のそれに、クラウンがバードを手招きする。素直に近寄ったバードの腰を抱き寄せ、二人つの影がベッドの上に重なった。
「まあ、そうなるように仕向けた―――お前を向かわせたのは僕だけど。ねえ、詩歌」
「その名前は止めてください」
「そうだね。名前なんてないもんね、君には。敢えて言うなら、僕のかわいい、幸運を運ぶコウノトリ。これでまた一つ、厄介なギルドが消えたってわけだ」
 そう、幸運を運ぶ鳥。それは貴方にだけだ、とバードは思う。
 脳裏にあのローグの顔が過ぎった。彼にとっては、不幸を運ぶ鳥になってしまった。
 ごめんなさい、ごめんなさいユギさん。嘘の話で貴方を騙したこと。どんな人であれ、友人であるあなたのギルドのマスターを、裏切らせたこと。心にも体にも傷を残してしまったこと。
 あなたと一緒に生きていけないこと。
 僕が助けたかったのは、本当はこの、GvGという悪夢に魅入られて、掴まったままの、このクラウンなんです。
 クラウンが、「ああ、そうそう」と思い出したようにギルドのエンブレムを取りだす。そのクラウン自身がつけているものと、同じエンブレムをバードは受け取ると、密かに息をついた。
 どこかのクラウンが所有するギルドの砦で、その晩ひとりの鳥の鳴き声が響いたのは、また別の話。








二段オチが好きなんです。