本音を言えばブラウには死んで欲しくなかった。寡黙であるという理由で吊らざるを得ないのはわかるんだが、本気で狼とは思いにくい。個人的にも、かなしい。いつかあんたに殺してもらうはずが、逆になってしまったな…。だが後悔はしない。僕がまとめである以上、全て僕の責任のもと行おう。疑いのかかるリスクを免除されている僕の、それが最大の役割だ。最後まであんたの死に様を見届けよう。言い残す言葉があれば、頼む。