ああ私は何と罪深く有能な男なのだろう…!Fortes fortuna juvat.そう、私は恐れはしない。何も恐れない。私が狩人として食われてしまうことなど、なにもこわくはない。事実、あれだけの脅しをかけた分だけ、彼らは霊食いにはこなかったではないか!嗚呼、己の有能さが怖い…。今宵も私に騙されてくれたまえ、狼君たちよ。[恍惚としながら日記帳にペン――羽の付いたつけペンを走らせる。やけに大仰な鍵のついた日記帳だ]