あの子に対しては、どうなのだろう?
懐いては…くれていないよね、どう考えても。
僕自身、あの子に対してのこの執着が、同志を求めてのものなのか、それとも違うものなのか、良くは解らないのだけれど。
もし後者だったら…どうしようか。
だってあの子は14で、しかもそんな歳とは云え立派な男の子だ。
………立派?
…小型のコテカは、毎日風呂で洗っているのだろうか?
うん…やっぱり、興味が尽きない。
とは云え、こんな一回り以上も違うおじさんに興味を抱かれても、嬉しくなどないか。詮無いね。
それに僕は、あの子が瀕死の重傷を負ったら…彼と同じ様に自らの赫の中に力無く横たわっていたら…きっとまた、見蕩れてしまう。あの子を、殺してしまう。
離れるほうが…あの子の為、なのかな。
なぁ、月の女神。君は…どう思う?