WereWolf of Schwarze

15 燐光の村


【独】 ハイウィザード アセロ

「…貴方のほうが同じ弓手ですし…この子も気を許すでしょうか」
 主亡き後残された鷹を、抱きたそうにしているクラウンにそっと預ける。
 笑おうとするが、苦笑しか出来ない。

 鷹は、恐らく自分には懐いてなどくれないだろう。
 クラウンに世話してもらったほうが、きっと幸せだろう。

 けれど。

 手放し難いのは、単純に「何か」の温もりか。
 それとも、「彼」との繋がりか。

「(…きっとね、リラさん)」

 俺も近々、そちらに行きます。

(-15) 2013/07/07(Sun) 23:47:02

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