【独】 パラディン セルリック

まぁ夜明けは確実に来るわけだから、皆には悪いがゆったりのんびりしておこう。設定の練り込みとかね。

夜中の「見世物」云々は、弟絡みの話。
セル自身も養子にするかどうか、この辺りまだハッキリと決められていないのだけど、とにかく、別の家に養子に出されている弟がいて。暫くの間は養父母にも愛されて幸せに暮らしていて、それをセルも遠くから見守っていて。けれどある時期を境に、弟の姿を見なくなる。病にでも掛かったのだろうか、と心配するが、確認しようか迷うセル。自分は赤の他人。弟との繋がりは何処にも公表していない、自分だけの秘密。そして弟の姿が見えなくなった代わりに、何故かその屋敷には来客が増えていく。帰路に着く者は口々に「素晴らしい」「面白い」と何かを賞賛し笑っている。

…つまり、人狼として覚醒してしまった弟が、養父母から態度を豹変させられ、監禁され、秘密裏に見世物にされていた、と云う事。食事も与えられていないので、弟はその内衰弱死（餓死）してしまう。客足は激減、やはり何かおかしいとセルはやっと思い切り、屋敷の小間使い1人に詰問。事実を知る。